

2022年の新春を迎え、謹んでお慶びを申しあげます。
皆様方におかれましては、よき新年をお迎えになられたことと存じます。
一昨年来続く新型コロナウイルス感染症は、昨年10月以降、一旦落ち着いたかに見えましたが、今年に入り、新たな変異株「オミクロン株」の感染が急激に拡大するなど、まだ、予断を許さない状況が続いております。
当委員会も、新型コロナウイルスの影響を受け、リアル交流ができない状況が続く中、如何にして、会員の皆様方や大連市との繋がりを維持、発展させていくかに苦慮した一年でした。
一方、ワクチン接種や経口治療薬の開発など、感染症収束に向けた対策が一段と進んできており、今年こそ、ウィズコロナでの社会経済活動回復が加速する、明るい年になることが期待されております。
このような中で、当委員会としては、ウィズコロナの新しい時代にマッチした手法を取り入れながら、会員の皆様や大連市との交流を推進してまいりたいと考えております。
さて、中国は、今年2月に北京冬季オリンピックが開催されることで世界中から注目を集めており、日本からも多数の選手団が参加いたします。
また、1月から、日本、中国、韓国、ASEANなど15カ国が加盟する包括的経済連携協定(RCEP)が発効いたしました。
これにより形成される経済圏は、GDP、人口ともに世界全体の約3割を占める巨大なもので、エリア内での経済交流が活発になることが期待されており、日本と中国との関係がより深まる
ものと思われます。
更に、9月には、日中国交正常化50周年を迎え、日中両国で様々な祝賀イベントが行われるものと思われます。
このように、今年は日中両国にとって、お互いの関係を更に深化させることが期待されており、当委員会としても、福岡と大連の両地域間の緊密な協力関係の構築、双方の更なる発展に貢献できるよう努力してまいる所存でございます。皆様方には、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
世界が一致協力して、一日も早く新型コロナウイルス感染を克服し、安心して相互にリアルな往来ができることを念願してやみません。
末筆ながら、大連市ならびに会員企業の更なるご発展と皆様方のますますのご健勝、ご多幸
を心からお祈り申しあげます。
2022年2月
福岡・大連未来委員会
委員長 土 屋 直 知